注文住宅を建設の際は、その後支払が発生する固定資産税についても考慮しましょう。理想通りの注文住宅で、ローンの支払も問題がないという場合でも、固定資産税も無理せず支払えるかどうかまでは考えていなかったという方もいます。固定資産税は土地や建物の価値から算出してその年額が決められます。土地に関しては価値が決まっているため建て主がなにかできることではないですが、建物に関しては、固定資産税を意識し、節約することも可能です。
税額は担当者が訪問し、部屋の隅々まで調べた後決定、通知されますが、訪問時には収納部分の中もどのような造りになっているのか細かく調査がなされます。建材や設備に高価なものを使用していれば、それだけ建物の価値は高まります。その点に着目すれば固定資産税の節約へつながるヒントが見つけられるでしょう。例えばウォークインクローゼットの内部にクロスを使用している場合、納戸という扱いから個室としてみなされる場合があります。
注文住宅においてはこのような住宅設備や建材の使用に関しても建主が選定することができることが最大のメリットですが、見栄えの良さや高級感を重視して生活する上ではさほど必要のない建材まで用いることが必ずしも大切とは言えません。固定資産税は新築から3年間は減税されますが、その後は正規の税額が適用されます。ローンの支払をしながら生活をすることは前提にありますが、それに加えて高額が納税が発生する可能性についても今一度考えてみましょう。