注文住宅は完成するまでに非常に大変な作業があることは知っておかなければなりません。安易な気持ちでただ住宅が欲しいというのなら、建売住宅を購入しておいたほうが良いでしょう。注文住宅は自分帯の希望を叶えられるという点はメリットがあります、それと引き換えにいろいろな作業を行わなければならないのです。たとえば、まずどのようなイメージの家が良いのかを想像します。
和風なのか洋風なのかを決めることは必要でしょう。外観を選ぶというのは非常に大変なことです。そして、構造をどうするのかを決定しなければなりません。木造にするのか鉄骨にするのか、あるいは鉄筋コンクリートにするのかを決めることが必要となります。
工法も決めなければなりません。ここまでだけで意思決定はいくつもあります。もちろんそれぞれを考えるときには予算も視野に入れてなければなりません。構造がだいたい決まったのなら、注文住宅の間取りや配置、キッチンなどの設備、クロス、フローリング、照明など、カタログやサンプルなどを参考にして決めていかなければなりません。
何百という項目を決めていかなければならないのです。すぐに決めろと言われてもすぐに決めることができるわけではありません。提案されたものを選んでいるだけなら、ごくふつうのものになってしまう可能性もあります。照明を決めるだけでも数ある中から選ばなければなりませんし、選ぶ期限もありますから、契約を結ぶ前から細かいところまでイメージしておくことが必要です。